長い夜
「どんどん歩いてくださいね」
もう見守りなしで点滴のキャスターを
杖代わりにして病棟を歩く。心電図や背中から入っていた点滴の針が外された。
手が自由になったので随分と楽になった。人差し指にオキシメーターが付いているだけで本当に不自由だ。
ようやく着替えが楽になった。
起き上がりの時の傷の痛みはまだまだ強い。でも少しずつ、痛くない起き上がりの仕方をトライしている。
立ち上がり、姿勢を伸ばそうとすると傷がつれて屁っ放り腰になる。
それでも何とか情けない格好で歩く、
少しでも歩く。何故か、、、
それは
お腹の張りが強くなってきたから。
術前は下剤を使用したし、術後は固形物はほとんど食べていないので、便秘なのかはわからない。
点滴の抗がん剤とオキシコンチンを服用していた時の、便がとことん硬くなってしまうあれとはまた別のつまり感がある。
ナースに何回か相談してみるが、
その都度聴診器を当ててくれて、
「腸はよく動いています」とのこと
うーん、しんどい。
お腹の切り口が痛くて
全然いきめないし。
明日は下剤出してもらおう。
汚い話でごめんなさい、
病室からの夜景をどうぞ。
奥の方に東京タワーが見えますよ。
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