ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

朝になって

朝になってわかったこと


手術は夜中の11時までかかった

家族がみんなで手術が終わるまで

待機してくれたこと

右足の太ももに縫合部分があり

どうやら、血管に食らいついて

いたガンが手強く、足から血管

を抜いて動脈再建の手術が

加わったこと

左右の脇腹から体液を排出させる

ドレーンが出ていること、、、


でも、

とにかく痛い、

腹部は「ト」の形のように

大きく切られており、

ズキズキ痛み、ちょっと動くと

中がズクンズクンと痛い。

身体の向きを変えたり、

起き上がろうなんて痛くて

とてもできない。

声にもならないうめき声を

出し、悶絶する一日だった。


夕方に棋士に似た穏やかな

表情の医師が来てくれて説明

してくれた。

やはり血管に張り付いたガンが

手強く、当初の再建パターンを超えたものになるため、

足から持ってきた血管で

どのように血流を再建するか、

血管外科の医師も含めて話し合いの末

確定した、との事。穏やかな表情に

ハッキリと疲労の色が見えて、本当に涙が出てしまった。この主治医の穏やかな人間性にいつも支えられてきた。

もちろん、医師だから決して希望的観測では物を言わないし、言って欲しくはない最悪の場合の話もする。


でも、同じ事を言われるならやはり

穏やかに寄り添って話してもらう方が

どれだけいいか。とにかく感謝しかない、、、と思ったが医師が部屋から出た途端に痛みスイッチが入った。

本当に痛い。手術はもう受けたくない。