ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

退院して

 
 久しぶりのブログ更新です。


 入院中にもブログを通じて、同じすい臓がんの仲間の言葉に支えられたり、予期せぬお別れを知って病室で涙したり、自分には縁遠いと思うような方たちのブログに癒されたり、とにかく色々あった入院生活でしたが、何とか退院することができました。


 当初は術後1月程度で退院の見込みが、結局2か月半の入院となりました。
すい臓尾部と脾臓、胆のうを摘出し、動脈に食いついたガンを取るために、
右の大腿静脈を移植、再建をしてもらいました。12時間の長い手術でした。術前に説明を受けたパターンのうち、最も大変なパターンになってしまいました。先生方や医療スタッフ、終電時間ぎりぎりまで待機してくれた家族への感謝は尽きません。


 血管の再建により、肝臓や胃への血流は術前とは異なり、血流量低下が問題となりました。術後、胃の大きさは半分程度に、胃への血流量は4割程度とのことでした。すい臓がんの術後は胃腸の動きが悪化、回復には1月程度と一般的に言われているそうですが、自分には全く当てはまらないようです。


 具体的には、ご飯(全粥)であっても、食べた直後から胃がギューッと締まる痛みが
強くなり、脂汗をかいて、ガクガク震える状態になり、その都度痛み止め(ブスコパン)
の点滴を受けるパターンが多かったです。その後も食事のトライと失敗が続き、2か月以上、中心静脈栄養の点滴が続きました。すい臓がフルパワーで仕事できないために、膵液の仕事を補うリパクレオンカプセルを食後すぐに服用し、痛みについてはブスコパンやカロナール等で対応、、これが退院後も続いています。


 創部の痛みは徐々に軽くなるものの、胃や腸のギリギリとする痛みは消えることはなく、食べることがしんどくなってきます。
 だんだん良くなってくる、、、という希望はあっても、日々痛みに直面していると楽観的な思いを持つことはできないかも。


 麻薬を用いていた頃のガンの痛み、術後の大きな創部の痛み、胃腸の動きの悪さによる痛み、とガンになってからずっと痛みがあります。


 どれがマシか、、、どれも同じくらい嫌だなあ、というのが正直な気持ちです。