ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

「大変申し上げにくいことなんですが」

1週間後、検査の結果を聞きに再診。


 医師がドラマみたいに「大変申し上げにくい事なんですが」と話し始めた。

腫瘍マーカーの数値と、すい臓に大きな腫瘍が認められ、おそらくガンであると、、、
大きな専門の病院で再度、精査する必要があり、、、
A、B、Cとどの病院を希望されますか?


 ほぼ50歳のおじさんは、医師の「大変申し上げにくい事、、、」あたりでスイッチが
入ってしまい、涙がぽろぽろ、ヒックヒック、、、
 もちろん話は聞いていました。電車と徒歩で行ける病院はどこだろうか、
親に助けてもらう場合も考えてA、B、Cどの病院がいいんだろう?
って冷静に考えていました。
 でも、「そうか、だからこんなに痛いのか、痛いのはガンだからなんだ、、、」って
何回も繰り返しつぶやいていたことを思い出します。
 医師や看護師さんはやさしく、
いいおじさんが落ち着きを取り戻すまで寄り添ってくれました。
 ショックでボンヤリしているうちに親に電話しました。親の反応は、、、、、
あー、思い出したくない。


 とにかく、ガンとのお付き合いが始まりました。