「膵臓がん患者と家族の集い」に参加して
ごろうのブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
先月に引き続き、キノシタさん主催の「すい臓がん患者と家族の集い」に参加しました。
興味のある方は検索してみてください。
前回は低スペックのタブレットパソコンでzoomの処理が追い付かないという何とも悲しい結果になったので今回は別のパソコンで参加。がんのブログやYouTubeでおなじみの佐藤典宏先生や、押川勝太郎先生も参加され、豪華でした。
自分は今回も「とりあえず今は元気ながん患者」代表のつもりで参加。
他の参加者はシビアな状況の患者さん、支える家族、遺族の方も。
場違いなほど元気な自分は、今回も皆さんのお話にじっと耳を傾けることが多かった。
医療用麻薬を使用することへの不安や、本人にどうやって告知していけば良いのか悩むご家族など色々な話を聞くことが出来た。
お二人の先生はその一つ一つに耳を傾け、丁寧に答えていらっしゃった。
佐藤先生は外科医でありながら、患者のこころに寄り添う優しさが感じられ、
押川先生はやっぱりYouTubeで見ていた通りのスピード感でした。スゴイ!
自分のことを振り返れば、
お世話になった大学病院では、告知についての意思確認が最初にされ、希望通り医師から病状をはっきりと告げられたので、あまり迷うこともなくどんどん治療が進んだ。
「すい臓がんは特にスピード感が大事」、、主治医の言葉が今になって身にしみてくる。
家族とも全ての情報を共有することで現実を直視、お互い言いたい事を言えたかも。
あくまでも自分の場合は、ですよ。
痛みについては告知を受けた時点で、すい臓がんが神経に浸潤しており、「痛み」が大きな問題であったことから、即、医療用麻薬が処方された。肝胆膵外科の主治医からだけでなく、看護スタッフからも「痛みのコントロール」の重要性を何度も言われていた。
結果として、医療用麻薬はとてもよく効き(もちろん、細やかな量の調整があったので)、痛みで表情が険しくなることも減った。
医療用麻薬が「怖い」という感じよりも、「助かった、こんなに楽になるんだ!」という実感の方が大きかった。副作用の便秘はありましたが、下剤で対応できました。
がんの疼痛コントロールの重要性をメリットと副作用、その対処法をセットにしてきちんと説明してもらったこと、疑問に感じたことはその都度聞くことができたので、漠然とした恐怖や不安感を抱くことはそれほどなかったように思います(それだけ痛みが強かったのかな、、本当に痛かったのです)
がんのショックは大きかったものの、はっきり告知されたこと、痛みの軽減があったことで自分なりに少し落ち着いて本格的に悲しんでみたり、ネットでがんの情報や患者さんのブログを検索してみたり、あれこれする時間ができたことはよかったと思う。
他にも、「よしっ!」とさらに気合を入れて、貯金や保険の内容を確認したり、断捨離したり、いろいろ「怖い作業」にとりかかる気持ちになったりもします。
まあ、すぐにヘタレますが。
他の患者さんのお話、先生のお話が身体にしみ込んでいく気がした。改めて自分としっかり向き合おう。
主催者のキノシタさん、いつもありがとうございます。
ミスドの鎧塚シリーズ、毎回楽しみです。サクサク感がよろしいですね。
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