ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

体の変化

抗がん剤治療が始まるとすぐに感じた関節と筋肉の痛み。翌日には38度の熱発も加わりボンヤリ。

医師によると、抗がん剤への反応熱というものから、ガン細胞が急激に壊れて臓器に悪影響が出ているパターンなどいろいろ考えられる、ということで、CT検査実施。

ベッドに寝たまま検査室へ。天井の景色がどんどん変わるのはまるでドラマのワンシーンみたい。

ほんの少し前まで、ベッドサイドで患者さんにリハビリをしていた自分が嘘みたい。私は病人になりました。

幸い、大事には至らず。けれども熱は続き、ご飯も食べられない。夜は痛みと熱っぽさ、これからが心配でなかなか眠れない。深夜のスマホでガンの先輩方のブログを読みあさる。しんどいのはひとりじゃない。感謝です。

抗がん剤入りまーす

 東京の街を見下ろす4人部屋の病室

自分以外は結構ベテランの患者さんかもしれない。
医師は主治医と研修医の先生も含めて
5人がチームを組みます、と説明を受ける。なんかすごい。


抗がん剤は
アブラキサンとゲムシタビンの併用療法
治療の手引きという小冊子をもらい説明を受ける。
さて、いよいよ点滴開始
濃いカルピスみたいなアブラキサン
ゲムシタビンは血管にビリビリとした痛み、痛い痛い。


初回から感じる副作用
午前の点滴でしたが午後には体に変調が、、、
①関節痛 股関節に膝関節にズンと痛みが。荷重するとズキンズキン。
②筋肉痛 大腿、ふくらはぎにじんわりと


 小冊子で見ると、現れる頻度は関節痛9%、筋肉痛3%、
いやいやいや、痛いですよ、ほんとに。重力割り増し感でトイレが遠く
感じます。
 初回からこれで大丈夫?

検査結果

すい臓尾部にガンが認められる
ガンの大きさと、位置により、すぐに手術はできない
現状では転移は認められないが、ガンが太い血管近くにあり、
ガンが飛んでいる可能性があること
痛みの原因はすい臓近くの神経叢にガンが浸潤していること


有名な棋士によく似た主治医は、わかりやすく穏やかに現状を説明してくれました。


方針としては
①まずは抗がん剤で転移を防ぎながら原発巣を叩くことが3か月
②抗がん剤の効果が認められたら放射線治療25回
③放射線治療の効果によって手術の可能性を検討する
とにかく、まずは1年頑張りましょう、、、と。


これまた穏やかに穏やかに説明してくれました。


もちろんショックでした。がんってわかっていたけれど、、、
先生、1年頑張りましょう、ってどういうこと?
だって、よりによってすい臓がんですから。
ステージがどうであろうとすい臓がんはガンの中でも悪質。
ネットで見れば見るほど暗い気持ちになるデータばかり。
同席してくれた家族には「ごめんね」としか言えなかった。
ほんとにごめんなさい。これからやりたいこといっぱいあるのに。


 ただ、とにかく痛くて痛くて、治療に入れることでほっとした気持ちが
大きかった。ショックと不安と痛みでふわふわした気持ちになりながらも
入院の支度をするのでありました。