ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

「大変申し上げにくいことなんですが」

1週間後、検査の結果を聞きに再診。


 医師がドラマみたいに「大変申し上げにくい事なんですが」と話し始めた。

腫瘍マーカーの数値と、すい臓に大きな腫瘍が認められ、おそらくガンであると、、、
大きな専門の病院で再度、精査する必要があり、、、
A、B、Cとどの病院を希望されますか?


 ほぼ50歳のおじさんは、医師の「大変申し上げにくい事、、、」あたりでスイッチが
入ってしまい、涙がぽろぽろ、ヒックヒック、、、
 もちろん話は聞いていました。電車と徒歩で行ける病院はどこだろうか、
親に助けてもらう場合も考えてA、B、Cどの病院がいいんだろう?
って冷静に考えていました。
 でも、「そうか、だからこんなに痛いのか、痛いのはガンだからなんだ、、、」って
何回も繰り返しつぶやいていたことを思い出します。
 医師や看護師さんはやさしく、
いいおじさんが落ち着きを取り戻すまで寄り添ってくれました。
 ショックでボンヤリしているうちに親に電話しました。親の反応は、、、、、
あー、思い出したくない。


 とにかく、ガンとのお付き合いが始まりました。

背中が痛い

 電車で座った時、布団に入り仰向けになった時に、背中に鈍い痛みとともに感じる
「アタリ」、これが最初の自覚症状でした。2018年の3月頃だったかも。


 私は介護保険施設でコメディカルとして働いており、この時期は法の改定もあって
自分の健康なんて後回しの毎日でした。でもさすがに布団で眠れることが少なくなり
近医を受診し、「大腸の憩室炎の疑い」と診断を受け、漢方薬を処方されました。


 でも症状は改善されず、何とか時間をつくって再診、エコー検査ですい臓に何かある、
とのことで、「一応やっておきましょう」と腫瘍マーカーの検査も受けて帰宅しました。


 この段階でも、まさか自分がガンであるなんて思いもしなかったです。

ようやく

少しだけ落ち着いてきました。

2018年5月にすい臓癌の告知を受け、慌ただしく入院、その後通院での抗がん剤治療3ヶ月間の後、8月から通院での放射線治療25回も終わり、とりあえず、本当にとりあえずの職場復帰が見えてきました。


これまで受けてきた治療や、自分の思いを少しずつまとめていけたら、、

と思っています。