ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

コロナとがん患者の受診について

 医師が転勤するので一緒についていき、病院を変えた、、、なんて話を患者会で聞くことがあったが、自分もそうなるとは。


 医師が新しい環境・変化を求め・求められていくことに全く文句はありません。
 でも今までの病院には本当にお世話になったのです。駅前の立地は、通院での抗がん剤治療や放射線治療を継続的に受けるのに便利だった。そして検査・入院・手術を通じてスタッフのきめの細かい配慮・対応にずいぶんと支えられました。


 病棟のステーションわきの談話コーナー、決して広くはないけれど、ここで入院のオリエンテーションを受けた。担当はおそらく新人さん。主任さんが、時折言葉に詰まる新人さんをサポート、高圧的な感じはなく、自分も何だか親目線になった。手術日にはこの談話室で家族は12時間、待ち続けてくれた。病室は4人部屋で皆がん患者。自分のような初心者から合併症のあるベテランまで色々で、朝と夜のルーティーンもそれぞれ個性があったし、ちょっとした会話がとても楽しかった。結局、自分の入院期間が一番長くなっていたような気がするけれど、、、


 「ムラゴンのすい臓がんの同志・仲間!」と勝手に決めていた方の訃報に、病室で声をあげて泣いてしまった自分の背中をずっとさすってくれたのは、ほぼ、娘世代と思える看護師さん。すごく救われました。みんなプロでした。いろいろな年代・個性のあるナースをまとめる主任さんの存在が大きかったと思う。「この人分かってる」感がすごかった。 医師がチームで関わってくれていたのも助かった。やはり相談しやすい雰囲気の先生って大事ですよね。


 そういうわけで、今までの病院に全く文句はない。
これからの病院もより先進的な医療を提供してくれそうなのですが、やはり環境が変わること、通院に時間がかかること、これまでと勝手が違うことにはストレスがあります。
 それでも穏やかで、厳しく現実を語る執刀医にこれからも診てもらえたら、と思うのであります。


しかし、、、ここで問題が!
コロナの影響で新しい病院は新規の患者の受け入れを当面中止、、、
最近になって紹介元の病院からFAXで依頼があった場合に受け入れる、、、という形に
変わってきているようですが、とっくに最終の診察が終わっている自分は、何だか面倒なことになりそう。とりあえず問い合わせしてみますか。
 コロナが一日でも早く収束することを祈ります。