ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

すい臓がん術後2年

ごろうのブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

ニコンのマニュアルレンズが、マウントアダプターを付けたソニーのカメラで生き返りました。進化したミラーレスカメラは、こんな楽しみ方を残してくれました。

オールドニッコールらしい、ちょっと懐かしい色でしょう?レモン型のボケも笑って許しましょう。次々と発売される新型カメラのスペックも気になりますが、こういう変態趣味もいいなあ、と改めて感じるのです。


さて、すい臓がんの手術からもうすぐ2年。
主治医を始めとしてたくさんの医療スタッフ、同じがんの仲間、ムラゴンのお友達、そして家族に支えられて私はまだここにいます。本当に感謝です。


告知を受けた頃には今の自分なんて想像もできなかった。すい臓のなかで6cmほどに大きくなったがんが背中の神経叢をじわじわと圧迫し、そりゃもう毎日痛かったので、がんが原因だとわかり妙に納得したことを思い出します。


コンバージョン手術に至るまで簡単ではなかったし、動脈再建手術まで受けたので継ぎ接ぎの体の中です。術後の後遺症もしっかりあって、お腹の痛みと違和感は消えないのです。


胃は腹腔動脈や神経を切除したことや、放射線治療の影響で半分くらいの大きさになっているそうで、何だか自分の臓器とは思えません。まるでプラスチックで成型した、収縮も何もしない容器が身体の真ん中にあるような違和感が常にあり、ちょっと食べすぎたり、姿勢によって吐いてしまう状態が続いています。

仕事をしない胃から食べたものが腸に移動すると腸が慌て始めるのか、ギュルギュルと締め付けられるような痛みが出ます。術後しばらくは脂汗が出て、貧乏ゆすりが止まらぬほどの痛みで、食べることに本当に苦労しましたが、それと比べたら今はだいぶ軽減しています。


後遺症による生活のしづらさはなかなかうまく表現できませんし、
「2年くらいで再発はあるかも」という主治医のことばは常に頭の中にあります。


それでも術後から2年、感謝、感謝です。