ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

仕事のはなし

今年の春までは、忙しくも生き生きと仕事をしていた。
いや、春ごろにはガンの痛みで仕事も大変だった。


痛みが軽くなって、仕事に復帰することを考え始める。実際にガンがどうなったのか、検査前の今は分からないけど、とにかく痛みが軽くなると、経済的な事など、現実に直面する余裕ができてしまう。残念なことだけど。


上司と相談して徐々に復帰していくプラン作り。

以前の様に、あわただしく駆け回ることはできない。

内勤で、もう一つの資格を生かすことに、、、

でも、実際には未経験の仕事だ。

より多くの事を同時にこなすこと、

事務的な仕事も新たに分担される。


できるのか?

「徐々に、無理をしないで、、」と言われるが、介護と医療の業界は、無理の上に成り立っているようなものだ。そして、今の自分に無理をしないで出来ることなど何もないかも。

周りに迷惑をかけることが、すでに明らかだ。


周りは悪くない、もちろん私も悪くない(と思いたい)

大きなストレスに直面する。

酒もたばこもやらない私。いろいろ考えてため込んでしまうことがガンの原因だった?

ギシギシこわばり感

 放射線治療が進むにつれて、ガンの告知を受けた時のみぞおちと背中の痛みは軽減してきた。

だけど、照射部の体の奥の方に、

ひきつれるような痛みが出る。

筋肉痛のような鈍い痛み。


これは放射線による火傷のような痛み、との説明を医師から受けた。


 それよりも相変わらずの胸苦しさ、息が苦しい、動悸がするといった症状が続く。突然こみ上げる嘔気も変わらず。

他には爪が黒ずんで波打つように、、、そして肘から先、膝から下のビリビリ感(熱い風呂に入れたような)が時々。

何とも言えない倦怠感は朝と夜に。体のこわばり感が強く、ギシギシいってる感じ。特にふくらはぎから足の裏の筋肉の鈍い痛みを伴ったこわばりをはがすように、朝の動き始めが大変。


 外科外来の受診で、好中球の減少があり、

ts-1は中止になる。

この飲み薬、どうも自分には合わないような気がする。

とりあえず、ほっとしたような、しないような、、、

吐き気と痛み

放射線治療は8時40分からスタート。

治療そのものはあっという間で、

何だか

近未来的な装置(昭和的なイメージね)

の中で、4箇所照射して終わる。


今日も離れたところで実習生が

見ている。

こらこら、挨拶くらい

しようね。

きっと彼女たちのお父さんと

自分が同世代だろうなぁ、って思う。

「お父さん、ガンだったらどう?」

なんて聞かないけどね。


だんだん照射部あたりに

ひきつれるような痛みが出てくる。

それから吐き気。

突然やってくる吐き気は

待った無し。

すごい勢いで

びゅー、って吐いてしまう。


途中下車も何回かあった。

リスのホホ袋みたいに

ほっぺた膨らまして

トイレに駆け込む。


痛みは身体をねじった時に

感じる筋肉痛のような、

ひきつれる感じが徐々に

強くなった。


そしてだるい。

人には決して伝わらない

このだるさ。

動けないのは

サボっているわけじゃないんだよ。


お腹も痛い。

気持ち悪いのもあって体重が

どんどん減っていく。


それでも治療の途中は

良いのです。

そこに集中していれば

良いのだから。


これが終わったらどうなるの?

ガンは小さくなるの?

手術なんてできるの?

すい臓にだけ放射線あてて、

転移しないの?

放射線治療が終わりに近づくと

どんどん不安が大きくなります。