ごろうさん、がんですって

すい臓がん、肺がんの術後に、ココロとカラダの充実生活を目指します。

放射線治療の始まり

通院の抗がん剤治療を終え、

放射線治療に。

みぞおちのところに的みたいな

ばってんと線を引かれて

放射線治療開始。


25回のコースのために

通勤定期券を購入した。


地下の放射線科は他の外来とは

ちょっと雰囲気が異なり、

何だか重たい雰囲気。

携帯も圏外になっちゃうし。


この期間は、外来の棋士に

似た先生から離れてしまうので

不安もあったけど、

放射線科の女医さんは

とっても優しく、そして細やかな配慮

の行き届く、ステキな方でした。

同じように看護スタッフも丁寧で

ありがたかった。


キツかったのは放射線と併用の

TS1、服用早々に手足のビリビリ

と動悸、息切れが、、、


ネットや患者会で他の人の利用者

から、副作用はそんなに辛くない、

って聞いていただけにショック。


先が思いやられる。

ガン封じ

ガン封じで有名なお寺がある、と

ネットで見て、それならばと出かけてみた。マスクをして、帽子を被り杖をつき、なのに服装だけ若者ぶっているので、チグハグ感が何とも不気味である。


電車、バスを乗り継いでたどり着いたのは、川沿いのコンパクトなお寺であった。

とにかくお札やお守り、そして封じ箸なんていうものまで手に入れたのであった。


次のバスの時間まで、河川敷で風に当たってみる。暑さの中の爽やかさに、また来年もこの風を感じたい、、、と思ったような気もする。


実際には、あの時は身体が痛くて、歩くのが大変で、

もうここで良いから横になってしまいたい、、というのが本音だったでしょうか。

お金の話

退院し、満員電車で通院が始まると なんとも恐ろしい現実に直面する。


高額療養費制度の申請は入院時に済ませたが、手続きには時間がかかる。 申請が通っても、限度額キッチリで支払いが止まる、というよりは後になって戻ってくる、というのが現実のはなし。


この後で、というのがキッツいボディブローとなる。


最初の外来の診察、点滴で、3割負担の支払いに一万円札を6枚使った。そして薬が高い。麻薬系の薬が高いのか、一回に普通に1万円を超えてくる。


なんか感覚が変になる。自分の収入は見栄を張って普通と思う。そして世の中の同世代の普通の人は毎月何万も医療費にかけられないと思う。


保険の見直し、、テレビで言っているようにそうするべきだった。

40代から50代なんてもしかしたら、、、という事もあるよね、なんて思うのは今だから。

単に入院にだけ対応するシンプル保険が恨めしい。あるだけ良かったけど


ガン保険のCMで、若者が貯金が無くなった、と明るく話すのが暗〜い現実味を帯びてくる。